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「最近ですよね、海外進出支援なんて業種は」
私たちは自分の家族や友人にどんな仕事をしているのかを聞かれた時に、
なんとも説明が難しい仕事をしています。
ちなみに私は、”海外”って言葉も、”進出”って言葉も好きじゃないです。
どちらも古く、色々な歴史を背負った言葉ということが理由で躊躇する時があります。
以前はあまり考えてもなかったのですが、
“海外進出”という言葉を毎日のように口にしていて、
躊躇するようになってきたんですよね。
その躊躇から、最近は”グローバル展開”とか”オンライン展開”という言葉を使ったりしていますが、
結局伝わりやすい言葉という意味では、海外進出という言葉に戻ってしまいます…
日本人として生まれ、日本企業が世界でのビジネスに展開していくことの手伝いをする働きをする中で、
“ガラパゴス化”、という言葉がよく浮かびます。
ガラパゴス化の中でも代表的なガラケー。
このガラパゴス化という言葉ですが、
定義としては「孤立した環境で独自の進化を遂げた状態」なのですが、
日本は日本でしか成立しないこと・もの・ひとが多い国です。
もちろんこれは悪い事ばかりではなく、日本の発展の起因にもなったとも言えます。
が、同時に現在日本が世界で活躍しづらい起因にもなっているものです。
この強みでもあり、弱みでもある”性”をどう改善するかがこれからだと思います。
世界を知ると同時に、日本、そして日本人の性を知らねばこの仕事はできないということを、最近よく考えます。
自分がやっている仕事を、もう一度再定義する。
コロナ禍でブレて揺れた今だからこそ、対峙しなければならない課題です。
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