1.海外ビジネスは、この4段階の攻略
海外進出がうまくいくかどうかは、会社設立やオフィス開設ができたかでは決まりません。
進出後に必ず訪れる4つの段階を、順番に攻略できるかどうか。
海外ビジネスは、一気に成功するものではなく、段階を1つずつ越えていく緻密さが最も重要です。

2.第1段階『会えるが、まだビジネスにならない」フェーズ(進出〜1年目)』
海外進出直後、多くの企業はこの段階からスタートします。
現地企業との面談や名刺交換はできており、「いいですね」「検討します」といった前向きな反応もある。
一見、順調に見える状態です。
しかし実態としては、見積や契約に進まず、取引は一切発生していないことがほとんどです。
これは国内営業で言えば、訪問はしているが案件化していない状態です。
この段階での最大の目標は、金額の大小ではなく「最初の有償取引を1社作ること」です。
ここを越えられない限り、次の段階には進めません。

3.第2段階『取引は始まったが、毎回調整が必要」フェーズ(1〜2年目)』
最初の取引が生まれると、次にこの段階に入ります。
取引自体は成立しているものの契約条件や支払い方法について、その都度説明や交渉が必要になります。
現地企業から見ると、
「対応はできるが、正直手間がかかる取引先」という位置づけになりがちです。
これは国内で言えば、通常の取引フローに乗れていない取引先と同じです。
この段階を攻略するために必要なのは、 契約・請求・支払いを現地企業の“いつものやり方”に合わせることです。
「日本企業だから特別」という前提を捨てられるかが分かれ目になります。

4.第3段階『取引は続くが、広がらない」フェーズ(2〜3年目)』
3年目に近づくと、多くの企業がこの壁にぶつかります。
既存の取引は続いている。しかし、新しい案件が増えない。現地企業からの紹介も生まれない。
これは「いてもいなくても困らない取引先」として見られている状態です。
この段階で重要なのは、
- 現地企業から別の企業を紹介されているか
- 現地で自然に名前が出てくる存在になっているか
ここを越えられないまま時間が経つと、海外事業は停滞フェーズに入ります。

5.第4段階『現地企業の中で“取引先”として定着する」フェーズ(3年目前後)』
3年以内にこの段階へ進めた企業は、海外事業が一つの事業として成立し始めます。
現地企業から
- 「また一緒にやろう」
- 「次はこの案件もお願いしたい」
と自然に声がかかる状態です。
この段階に入ると、特別な営業をしなくても取引が継続し、海外事業は安定して回り始めます。

6.まとめ『海外進出は”この4段階を攻略できるかどうか”がすべて』
海外進出は、勢いや準備量で成功するものではありません。
- 最初の取引を作れるか
- 現地の標準に合わせられるか
- 取引を広げられるか
- 現地企業に定着できるか
“この4段階を、3年以内に順番通り攻略できるか”が海外事業の分かれ目です。
何より重要なのは、“現地企業との取引関係を段階的に積み上げるプロセス”です。
私たちダズ・インターナショナルは、海外進出を検討する企業が「どの国に出るか」よりも先に、
この4段階をどう攻略するかを考え、海外事業に伴走します。