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海外ビジネスに必要な「三つの素養」とは? 担当人材を選ぶためのチェックリストを解説! その2

前回のお話し「海外ビジネスに必要な「三つの素養」とは? 担当人材を選ぶためのチェックリストを解説! その1」
でご紹介した、海外ビジネスの担当者に必要な3つの素養をおさらいしましょう。

1つ目「第3の視点」を持っていること
2つ目「完璧を求めない」こと
3つ目「完遂する能力」があること

第3の視点とは「俯瞰」の視点である、というお話をしました。

主観ではなく、また客観も乗り越えて、
「俯瞰」の視点をもつことが、
海外ビジネス担当者に必要な素養です。

素養は、「スキル」や「マインドセット」
と言い換えてもかまいません。

ビジネスを前に進め、成功に導くために
必要なふたつめの素養は、
「完璧を求めないこと」です。

完璧を求めないと、成功しないのではないか?

と思った方も多いかもしれません。

実は、わたし自身も、かつてはそうでした。

個別のタスクが発生したら
「これを100%やりきってから、次のタスクに移ろう」
と考えていたのです。

しかし、海外ビジネスの多くが新規事業であることを
考えると、その立ち上げ時には、さまざまな業務を
並行して進めていく必要があります。

その際、ひとつ一つのタスクを、順番にこなして
いては、とてもじゃありませんが、物事が前に進まないのです。

とはいえ、誤解しないでいただきたいのは
「すべてのタスクが中途半端で良い」
というわけではありません。

ここで重要なのは、海外ビジネス、新規事業を進めるうえで
発生するタスクの多くが
だれかの業務結果から生まれ、自分の業務になり、
さらに誰かの業務として引き継がれる

ということです。

それぞれの業務が得意な専門人材に任せるため
これはあたりまえのことなのですが、
この「業務・タスクは前後の人材と連携している」
という事実を、わたしたちはよく忘れてしまいます。

たとえば、
あるデータをもとに、営業資料としてのパワポスライド
をつくるとします。

1. 調査して、データを整理する人
2. そのデータを、わかりやすく伝えるために編集する人
3. 編集されたデータを、みてわかるようにデザインする人

こういった、専門タスクの連携で、
営業資料がつくられる現場で、2番の編集者が
「完璧に整理できてから、デザインにまわそう」
としていたら、どうなるでしょうか?

自身が完璧だとおもって整理したデータも、
デザインする人間にとっては
かならずしもわかりやすいとは限りません。

理解に時間がかかり、デザインのアイディアに
昇華する作業が必要だとしたら、
100%ではなく、まず30%の整理ができた時点で
「この整理の仕方でどう?」
と、確認作業をしておけば、
時間や手間が大幅に節約できると思いませんか?

わたしが、海外ビジネス担当者に必要な
「完璧を求めない」マインドセットとは、
このような
「まず途中経過でコミュニケーションをとり、
業務進行をスピーディーに進める能力」
を指します。

次回は、「完遂する能力」についてお話しします。

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