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「”ニワトリかタマゴか”」…いや、いつだってタマゴです。

ビジネスでよく出るこのワード、
どっちを先にすべきか?みたいな話で出る例えばワード、聞いたこと、使ったことありますよね?
私はいっつも思うんですよ。「いや、タマゴでしょ」って。
私たちが関わる海外進出事業は、やはり不明なことが多い(リスクも多い)新規事業ということもあり、慎重になる企業が多くいらっしゃいます。
その慎重さは当たり前であり、むしろとても大切なことなのですが、
時々、引っかかることがあります。
“会社にとって事業は、例えるなら子供のようなものだ”という話をよく聞きます。
つまり、新規事業は生まれた瞬間のタマゴですよね。
このタマゴをしっかり育てていくと、ヒヨコになり、そしてニワトリになっていく。
ニワトリになると、またタマゴを産み…となっていくわけですよね。
つまり、事業をしっかり育てると、その事業がまた別の新しい事業にも派生していくということ。
タマゴからニワトリになるまでの過程では、多くの試練があります。
タマゴから孵らないこともありますし、ヒヨコになれてもニワトリになれないこともありますし、
ニワトリになっても新しいタマゴを産まれないかもしれませんし、産まれても良いタマゴかどうかはまた別の話です。
ですから、事業主である親はタマゴがしっかりとしたニワトリになるために、一生懸命にならないといけないということが前提だと言えます。
私は20年くらい、ビジネスの世界にいるのですが、この”ニワトリかタマゴか”というフレーズをよく聞くようになったのは、日本が元気を失った時期とシンクロしているように感じます。
それまでの元気な日本、本当の意味で景気がよかった日本は、
ニワトリではなく、タマゴが先であるという大原則の基で働いていたように思います。
タマゴから育てていくにはお金も手間もたくさんかかります。
しかし、一生懸命精魂込めて育てると、ニワトリになった時に多くの良いものを産んでくれます。
だから元気がなく、景気が傾いている今こそ、この時代に「何がタマゴで、何がニワトリなのか」という事実に向き合うことが大切です。
最初からニワトリはいません。
日本に居ても海外ではまた、タマゴからスタートです。
当社全体にも、自分自身にも、このことの重要性が基礎になるよう、これからの時代に遊牧民のように沿って生きていきたいと思います。
そこそこの年齢になってきましたが、
今一度自分に現実を突きつけたい。
やはりまだまだタマゴです。今はただただヒヨコになれるよう、成長するだけです。

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