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コロナ前とコロナ後の進出国比較〜進出数が増えた国、減った国〜

こんにちは。ダズ・インターナショナル西川です。

今回のテーマは、コロナ前とコロナ後の進出国の比較です。
”海外進出”において、このパンデミックは大きな影響を及ぼしました。
どの国に行きたいか

よりも

どの国なら行けるのか

を軸に進出国を決める企業も多いのではないでしょうか。

そんな背景を踏まえながら、感染拡大前後で起きた進出国選択の変化をご紹介します。

参照:Resorz Co., Ltd. https://www.digima-japan.com/event-news/lp/hakusho2020-2021/

コロナ禍後も日本企業の進出数が増えた国

上記のグラフを見て頂くと、2019年度から2020年度にかけて進出件数が急増している国が4か国あります。
つまり、コロナ禍においても進出数を増やした4か国ということです。
中国、アメリカ、シンガポール、台湾です。

【中国】
感染拡大により、日本国内での消費が著しく低下したことを踏まえ、
いち早く感染の抑え込みに成功した中国へ進出し、挽回しようという動きが増えました。

【アメリカ】
感染拡大の影響を受けにくいIT業界の進出が増えました。
中国では規制が厳しいが、アメリカでは比較的自由に進出出来ることも、
アメリカが選ばれた大きな理由となっています。

【シンガポール】
感染対策において、政府が強いリーダーシップを取り大きな感染拡大を防いだことが
早い市場回復につながりました。

シンガポールは2020年の3月というとても早い段階で
「接触追跡アプリ」を世界で初めて配布した国でもあります。

【台湾】
以前より、中国市場のテストマーケティングの場として人気の高かった台湾。

台湾デジタル担当大臣オードリー・タン氏による感染対策が成功したことと、
同じ文化圏を持った中国への進出が増えた事が、進出増加に繋がったと考えられます。

コロナ禍後も日本企業進出数にあまり変化の無かった国

次に、近年進出数が急増し、感染拡大後もさほど影響を受けなかった国がベトナムです。

【ベトナム】
隣国フィリピンが感染対策に苦戦し、進出数を落とす一方
世界の中でも屈指の抑え込みに成功したベトナムへの進出ニーズは増えました。

ベトナムの工場の品質レベルが向上したことにより、日本企業からの「製造委託」が増えました。

※ベトナムへの進出についてはこちらをご覧ください※
「社会主義国のベトナムで進出可能な業種をご紹介」

「どの業界なら安泰? ベトナム進出の今後の展開予想
〜通信、IT、インフラ、教育、医療業界編〜」

コロナ禍後に日本企業の進出数が減った国

【フィリピン】
2019年度までは相談数の多かったフィリピンですが、感染に対する政府の政策が
経済に大きな影響を及ぼし財政を圧迫してしまいました。

また、大きな割合を占めていたのが飲食業・サービス業ということもあり、感染拡大の影響を
大きく受けてしまいました。

ですが、フィリピンは人口も多く、また平均年齢も若いことから、感染が落ち着いたタイミングで
再度注目が集まると予想されます。

【タイ】
2014年の軍事クーデーター、そしてプミポン前国王の逝去が国家の成長に影を落としております。
また、高齢化が進んでいることも理由の一つとして考えれます。

まとめ

感染対策の成功が市場に大きな影響を与えていることが分かります。
また、感染が拡大していたとしてもIT業界など、感染拡大の影響を受けにくい業界は
さほど影響なく進出をしていることも分かります。

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